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関係ガイド

MBTI相性の最高・最悪の組み合わせ?タイプより大切なこと

MBTIに最悪の相性はある?ネットの相性表の根拠、性格と関係満足度の研究、四文字ごとにぶつかりやすい点と話し合い方をまとめました。

MBTIの最悪の相性を検索したなら

「INFP 最悪の相性」「ESTJと合わないタイプ」のようにMBTIの相性を調べていると、16タイプを赤と青に塗り分けた相性表によく出会います。恋人や気になる相手のタイプが「最悪」の欄にあると、なんとなく気が重くなることもあるでしょう。

結論から言うと、MBTIには科学的に決まった最高の相性も最悪の相性もありません。ただ、二つのタイプの文字が違うとき、どんな場面でぶつかりやすいかはかなり具体的に話せます。この記事では、ネットの相性表がどこから来たのか、性格と関係満足度の研究が何を示しているか、四つの文字ごとのぶつかりやすい点と話し合い方、そしてMBTI相性表と136通りの組み合わせページの読み方をまとめました。

このサイトの相性ページは、組み合わせに点数や等級をつけません。タイプのプロフィールで話が通じやすいとよく挙げられる組み合わせかどうかと、四つの指向のうちいくつが同じかだけを示し、残りは二人が話し合う材料として残しています。

最高・最悪の相性表はどこから来たのか

ネットに出回る相性表の多くは、誰がどんな基準で作ったのかが明らかではありません。よく見かける表は「情報の受け取り方(S/N)は同じで、エネルギーの向き(E/I)や生活スタイル(J/P)は反対の組み合わせ」を理想的と塗っていることが多いのですが、これはタイプ理論を解釈したアイデアで、実際のカップルの関係を追跡したデータから出た結果ではありません。

このサイトにも似た情報があります。各タイプのプロフィールには話が通じやすいタイプが二、三個ずつ書かれていて、相性表のハート(♥)の欄はそのリストでよく挙げられる組み合わせです。たとえばINFPとENFJ、INTJとENFP、ISTJとESFPがそうです。ただしこれも「話が弾みやすい出発点」という意味で、ほかの組み合わせが合わないという意味ではありません。

興味深いことに、よく挙げられる組み合わせの中には、四文字のうち三文字が違うものも少なくありません。ENTJとINFP、ENFJとISFP、ESTJとISFPがそうです。「文字が違うほど最悪」という公式は、このサイトのプロフィールの基準でも成り立たないわけです。

研究が示すこと:似ていることより一人ひとりの特性

MBTIのタイプの組み合わせが恋愛や結婚の満足度を予測するという根拠は乏しいです。性格研究は主にビッグファイブのように点数で測る特性を使って「どんな性格どうしがうまくいくか」を調べてきましたが、結果は思ったより一貫しています。

オーストラリア・イギリス・ドイツの大規模な全国代表の夫婦サンプルを分析した研究(Dyrenforthら、2010年)では、二人の性格がどれだけ似ているかは、関係満足度の違いの0.5%も説明しませんでした。それよりも、自分の性格(約6%)と相手の性格(1〜3%)のほうが大きく効いていました。

多くの研究をまとめたメタ分析(Malouffら、2010年)でも、相手が情緒的に安定しているほど、また協調性・誠実性・外向性が高いほど、関係満足度が高い傾向がありました。つまり「どのタイプどうしが出会ったか」より「それぞれが感情をどう扱い、相手をどれだけ思いやるか」のほうが大切だということです。こうした特性はビッグファイブ診断で確かめられ、情緒の敏感さと協調性のページで関係とのつながりを詳しく見られます。

四つの文字ごとにぶつかりやすいところ

「最悪」という言葉を「どこでぶつかりやすいか」に言い換えると、相性はずっと役に立つものになります。二人の文字が違うときによく起きる場面を、軸ごとにまとめてみます。

E/Iが違うと、充電の仕方が違います。一方は人に会って元気になり、もう一方は一人の時間で回復します。週末の予定を決めるとき「また出かけるの?」と「また家にいるの?」がぶつかりやすいので、一緒に出かける日でも帰る時間を先に決め、それぞれが別々に過ごす時間も尊重しましょう。

S/Nが違うと、会話の焦点が違います。一方は具体的な事実や経験から、もう一方は可能性や全体像から話し始めます。「で、いつ?いくら?」と「それってどういう意味?」がすれ違うときは、アイデアを十分に話し合ったあと、最後に次の行動を一つだけ一緒に決めてみてください。

T/Fが違うと、対立を扱う言葉が違います。一方は問題を解決しようとし、もう一方はまず気持ちをわかってほしいと思います。悩みを聞くときに「解決策がほしい?それとも聞いてほしいだけ?」と先に尋ねるだけでも、すれ違いを減らす助けになることがあります。

J/Pが違うと、時間と計画への向き合い方が違います。一方は先に決めておくと安心し、もう一方は余白がないと息が詰まります。必ず守る約束と、その場に任せる部分を分けて決めておくと、二人とも疲れにくくなります。

よく検索される組み合わせは、こう読んでみましょう

四文字がすべて違う組み合わせは、よく「最悪」と言われます。INFPとESTJ、ENFPとISTJ、INTJとESFP、INFJとESTPのような組み合わせです。こうした組み合わせは、最初はお互いを理解するのに時間がかかりやすいものです。そのかわり、一方が苦手な部分をもう一方が自然に引き受けられるということでもあります。予定と実行はESTJが、人の気持ちへの気配りはINFPが先に担う、といった具合です。

同じタイプどうしは、反対に「最高」に見えがちです。INFPどうしのように同じタイプなら考え方が似ていて通じ合う部分が多いと言われる一方で、同じ弱点もあわせ持ちます。二人とも対立を避けるなら問題がたまる一方になりやすく、二人とも計画を先延ばしにするなら現実的なことが後回しになりがちです。

どの組み合わせでも、相性ページでは四つの軸ごとに合うところ、ぶつかりやすい場面、一緒に試したい習慣を示しています。自分のタイプと相手のタイプが交わる欄を相性表で押して、二人で一緒に読んでみてください。どの説明にうなずくかを確かめ合うこと自体が、よい会話になります。

相性より効果的な三つの会話の習慣

一つ目は、違いに名前をつけることです。「どうしてそうなの?」の代わりに「私たち、J/Pが違うからかもね」と言えば、非難ではなく説明になります。タイプは相手を決めつけるラベルとしてではなく、違いを話すときの共通語として使うときにいちばん役立ちます。

二つ目は、お互いの取扱説明書を作ることです。寂しいときに望むこと、一人になりたいときに送る合図、愛情を感じる表現のしかたを書いて交換してみましょう。愛の言語テストと愛着スタイル診断は、こうした話を始めるのにMBTIより直接的な材料をくれます。

三つ目は、けんかの後の仲直りの方法を決めておくことです。長続きするカップルは、対立のないカップルではありません。言葉がとがってきたときに一度止まる合図、また話を切り出すタイミング、謝り方を先に決めておけば、どのタイプの組み合わせでも関係はより強くなりえます。タイプ別の恋愛スタイルはMBTI別の恋愛スタイルで詳しくまとめています。

よくある質問

Q. MBTIで最悪の相性はどれですか? A. 科学的に決まった最悪の相性はありません。四文字がすべて違う組み合わせがよく最悪と言われますが、それはお互いを理解するのに時間がかかりやすいという意味に近く、実際の関係は話し方や思いやりにずっと大きく左右されます。

Q. MBTIで最高の相性はどれですか? A. 誰にとっても最高という組み合わせはありません。このサイトのタイププロフィールで話が通じやすいとよく挙げられる組み合わせ(たとえばINFPとENFJ)は、出だしがスムーズになりやすいという意味にすぎず、関係がうまくいくことを保証するものではありません。

Q. 同じMBTIどうしで付き合うと相性はいいですか? A. 必ずしもそうとは限りません。話が通じやすいかわりに、同じ弱点もあわせ持ちやすくなります。同じタイプでも一人ひとりの経験や習慣は違うので、結局はお互いの違いをどう扱うかが関係を左右します。

Q. 恋人とのMBTIの相性が悪いと出たら、別れるべきですか? A. いいえ、タイプだけで関係を決める理由はありません。MBTIの結果は受け直すと変わることもあり、タイプの組み合わせが関係の満足度を予測するという根拠も乏しいです。結果が変わる理由はMBTI診断の正確さで紹介しています。

相性をこんなふうに使わないで

タイプを理由に誰かを最初から候補から外したり、相手に「そのタイプだから無理」と言ったりするのは、MBTI本来の使い方から遠く離れています。合コンや採用でタイプによって人を選ぶのも同じです。同じタイプでも人はみな違い、結果は受け直すと変わることもあります。

反対に「私たちは最高の相性だから大丈夫」と、実際の問題にふたをすることにも気をつけてください。関係の中で見下し、束縛、脅しが繰り返されるなら、それはタイプの違いではなく安全の問題です。日本では内閣府の「DV相談ナビ」(#8008)から最寄りの相談窓口につながることができます。危険が差し迫っているときは、すぐに110番してください。

参考文献:Dyrenforth, Kashy, Donnellan & Lucas (2010), Journal of Personality and Social Psychology 99(4); Malouff, Thorsteinsson, Schutte, Bhullar & Rooke (2010), Journal of Research in Personality 44(1).

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