こころのガイド
摂食障害(拒食症・過食症):ダイエットとの違い、効果のある治療
摂食障害をWHO・NICEの指針と研究から整理。拒食症・過食症・過食性障害のサイン、ダイエットとの違い、続く理由、効果のある治療、家族の支え方、相談先まで。
摂食障害は意志の問題ではありません
摂食障害は、食べる行動や食べ物についての考えが大きく乱れ、多くは体重や体形への心配も伴って、体の健康と日常生活に大きな支障が出る心の病気です(WHO, 2024)。つらい気持ちや状況に耐えるために、食べることをコントロールする形で現れることもあります(NHS, 2024a)。摂食障害は自分で選んだものではなく、年齢・性別・体形にかかわらず起こりえます。見た目は健康そうでも体は深刻な状態にあることがあるため、見た目だけではわかりません(NIMH, 2024)。
代表的な摂食障害は四つです。神経性やせ症(拒食症)は、多くは体重が増えることへの強い恐怖から食べることを極端に制限し、年齢や身長、成長の段階に比べて健康を損なうほど体重が低くなる状態です。神経性過食症(過食症)は、自分では止められない過食が繰り返され、体重が増えないようにするための有害な行動が続く状態です。過食性障害は、そうした代償行動なしに、コントロールできない過食が数か月にわたってたびたび繰り返される状態です。回避・制限性食物摂取症(ARFID)は、太ることへの恐れからではなく、においや食感などの感覚や、のどが詰まりそうな恐怖のために食べる量や種類が大きく減り、健康や生活に支障が出る状態です(WHO, 2024)。どの基準にもぴったり当てはまらない「その他の摂食障害」が、実は最も多いとされています(NHS, 2024a)。
摂食障害は命にかかわることもありますが治療できる病気で、早く気づいて治療を始めるほど回復の助けになります(NIMH, 2024)。mind.ioには摂食障害の検査はありません。子どもや10代なら、保護者と一緒に専門家に相談してください。死にたい気持ちがあるなら、一人で抱えず、すぐに「よりそいホットライン」(0120-279-338、24時間・無料)に連絡してください。今すぐ命の危険があるときは、119(救急)または110(警察)に連絡してください。
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気づきのサインと、ダイエットや食べ過ぎとの違い
体重や体形の心配に多くの時間を費やす、食べ物が出そうな集まりを避ける、食べることにとても厳しいルールや習慣ができる、気分が沈んだり不安になったりする、といった変化が現れることがあります。体では、寒さやだるさ、めまいを感じたり、心臓がどきどきしたり、気を失いそうになったりすることもあります(NHS, 2024a)。体重や体形が「自分という人間の価値」を決める基準のように感じられるのも大切なサインです(WHO, 2024)。
過食の中心は食べる量よりも「止められない」というコントロールの喪失です。過食のあとには罪悪感や嫌悪感、恥ずかしさのようなつらい感情が続きやすくなります。初めのうちは症状を隠し、大きな努力でなんとか日常を保っていることもあります(WHO, 2024)。食べたあとに体重が増えないようにする行動があるなら、一人で隠さず、必ず医師に話してください。
体重や体形へのよくある不満、ふつうのダイエット、お祝いの席で一度たくさん食べることは、摂食障害とはみなしません(WHO, 2024)。ストレスで一時的に食欲が変わったり、たまにたくさん食べたりすることもよくあり、たいていはすぐに戻ります。摂食障害は、食べる・食べない行動が、つらい考えや感情に対処する手段になってしまった状態なので、「そのうち治まるだろう」と放っておいたり、意志の力だけで耐えたりする問題ではありません(国家精神健康情報ポータル, 2020)。ストレスによる食べ過ぎはストレス解消法にまとめました。
ほかのことを考えながら食べていても、いつでも止められた場合や、予定より多く食べてもコントロールを失った感覚がない場合は、過食性障害とはみなしません。偏食が強くても、体重減少や栄養不足、生活の支障がなければARFIDではありません。うつ病のために食べ過ぎる場合も、過食性障害とは区別して考えます(WHO, 2024)。うつ病の食欲の変化はうつ病の症状で確かめられます。体重や体形ではなく、周りの人がほとんど気づかない外見の欠点にとらわれているなら、身体醜形症かもしれません(WHO, 2024)。身体醜形症は強迫症のガイドで取り上げています。
ただし、ダイエットが摂食障害への入り口になることはあります。オーストラリアの中高生約1,700人を3年間追った研究では、食事を極端に制限していた女子は、ダイエットをしていなかった女子に比べて摂食障害が新たに起こる可能性が18倍高くなっていました。観察研究なのでダイエットが原因とは言い切れず、うつや不安が強いことも別にリスクを高めていました(Patton ほか, 1999)。体重が低くなくても、極端な食事制限で体が危険になることがあります。地域での研究をまとめると、こうした例は典型的な神経性やせ症と同じくらいか、それ以上に多いものの、専門的な治療につながることは少なくなっていました(Harrop ほか, 2021)。
神経性やせ症の人は自分が病気だと気づかないことが多く、周りも体形を気にしている程度と受け取りがちなため、受診につながりにくくなります(国家精神健康情報ポータル, 2021)。摂食障害かどうかを質問票だけで決めるべきではなく、疑われるときは専門家の評価が必要です(NICE, 2017)。
どのくらいよくあるのか
どのくらいよくあるかは、調べ方によって大きく違います。2000〜2018年の研究をまとめたレビューでは、生涯に一度でも摂食障害を経験した割合は女性で平均8.4%、男性で2.2%でしたが(Galmiche ほか, 2019)、一般人口の研究をまとめた別の分析では生涯0.91%でした(Qian ほか, 2022)。世界保健機関の世界精神保健調査(14か国の成人24,124人)では、生涯に過食性障害を経験した割合は平均1.9%、神経性過食症は1.0%で過食性障害のほうが多く、摂食障害の治療を受けたことがある人は過食性障害で38.3%、過食症で47.4%と半数に届きませんでした(Kessler ほか, 2013)。
世界保健機関は、2023年に世界で1,800万人が摂食障害を抱え、そのうち470万人が子どもや10代だったと推計しています(WHO, 2026)。ただし、この推計のもとになった世界疾病負担研究は主に神経性やせ症と神経性過食症だけを数えてきており、過食性障害やその他の摂食障害を加えると2019年時点でさらに約4,190万人いるとする分析もあります(Santomauro ほか, 2021)。
韓国の健康保険の診療記録では、神経性過食症を主な病名として受診した人は2010年の1,399人から2025年には3,750人に増え、92.3%が女性で、20代が最も多くなっていました。神経性やせ症で受診した人は2025年に2,226人で、年代別では10代が最も多い一方、70歳以上も多くなっていました(韓国健康保険審査評価院, 2026)。高齢期の食欲の問題が同じ病名で数えられている可能性があります。これは受診した人だけを数えた数字なので、実際に抱えている人はずっと多いかもしれません。ヨーロッパの研究をまとめたレビューでは、摂食障害のある人のうち医療機関で見つかるのは3人に1人ほどでした(Keski-Rahkonen & Mustelin, 2016)。韓国の健康保険データを調べた研究では、摂食障害と新たに診断される割合は20〜24歳で最も高くなっていました(Kim ほか, 2026)。
韓国の2025年青少年健康行動調査では、過体重ではない中高生のうち自分を太っているほうだと考える割合は、女子28.2%、男子17.6%でした(韓国疾病管理庁, 2025)。こうした考え自体は病気ではありませんが、体形の心配が生活を左右しているなら、話し合ってみるサインです。摂食障害は女性に多いものの男性にも起こり、男性では「筋肉が足りない」という心配として現れることもあります(WHO, 2024)。診断基準や評価の道具が女性を中心に作られてきたため、男性の摂食障害は見落とされやすくなります(Mitchison & Mond, 2015)。米国の成人調査では、生涯に過食性障害を経験した男性も2.0%いました(Hudson ほか, 2007)。
なぜ続くのか:食事制限と過食の悪循環、体のリスク
摂食障害の原因はまだ完全にはわかっておらず、遺伝・生物学的・行動・心理・社会的な要因が一緒になってリスクを高めると考えられています(NIMH, 2024)。認知行動療法では、摂食障害が続く悪循環を次のように説明します。体重や体形が自分の価値を決める基準になると、厳しい食事のルールを作り、体と心がそのルールを守りきれなくなると過食が起こり、さらに食事を抜いたり代償しようとしたりして悪循環が続く、というものです。人によっては、完璧主義、低い自己評価、つらい感情に耐えにくいこと、対人関係の難しさが、この悪循環をさらに強めます(Fairburn ほか, 2003)。そのため、摂食障害の認知行動療法は規則正しく食べる習慣を取り戻すことから始まります(NICE, 2017)。
摂食障害は命にかかわることがある病気です。研究36件をまとめた分析では、神経性やせ症で治療を受けた人の死亡率は同じ年齢・性別の人の約6倍(5.86倍)で、亡くなった人の5人に1人は自殺でした。神経性過食症とその他の摂食障害も約2倍でした(Arcelus ほか, 2011)。精神疾患全体を比べたレビューでは、神経性やせ症は物質使用障害とともに死亡リスクが最も高い部類に入っていました(Chesney ほか, 2014)。自殺企図は神経性やせ症だけでなく、神経性過食症や過食性障害でも少なくありませんでした(Mandelli ほか, 2019)。それでも摂食障害は治療で回復できます。死にたい気持ちがあるなら、一人で抱えず、すぐに「よりそいホットライン」(0120-279-338、24時間・無料)に連絡してください。
栄養が足りない状態が長く続くと、骨や筋肉、心臓や血管、脳や神経など体のあちこちに問題が起こることがありますが、食べることがよくなれば、たいてい回復し始めます(NHS, 2024b)。それだけに、早く治療を始めることが大切です。
効果が確かめられた治療
英国の診療ガイドラインは、摂食障害が疑われたらできるだけ早く評価と治療を受けるようにし、体格指数(BMI)や病気の期間だけで治療するかどうかを決めないよう求めています。成人の神経性やせ症には、摂食障害に特化した認知行動療法、モーズレイ成人神経性やせ症治療(MANTRA)、専門的支持的臨床マネジメント(SSCM)の中から、説明を受けたうえで本人が選ぶよう勧め、子どもや10代の神経性やせ症には家族が一緒に取り組む家族療法を勧めています。過食性障害は支援を受けながら行うセルフヘルプのプログラムから始め、4週間たっても効果がなければ集団または個人の認知行動療法に進みます。神経性過食症にも支援付きのセルフヘルプや認知行動療法を勧め、子どもや10代には家族療法を勧めています(NICE, 2017)。
過食性障害の治療の目標は、体重を減らすことではなく過食を止めることです(NICE, 2017)。英国の国民保健サービスは、治療中にダイエットをしないよう案内しています。ダイエットが過食を止めにくくすることがあるからです(NHS, 2023a)。フランスの保健当局の指針も、神経性過食症と過食性障害は意志が弱いせいで起こるのではなく治療が必要な病気で、ダイエットや「完璧な体」を目指す努力では解決しないと明記しています(HAS, 2019)。
無作為化比較試験81件(7,515人)をまとめたメタ分析では、認知行動療法を中心とする心理療法は待機群より過食を大きく減らし、構造化されたセルフヘルプも中程度から大きな効果がありました。ただし研究の質はまちまちで、根拠の確実性は全体にとても低いものでした(Hilbert ほか, 2019)。79件をまとめた別の分析でも、治療者が行う認知行動療法は神経性過食症と過食性障害で待機群やほかの心理療法より効果が大きかったものの、ほかの行動療法や支持的療法より優れているという根拠はありませんでした(Linardon ほか, 2017)。セルフヘルプは専門家の支援があるほうが効果が高くなっていました(Traviss-Turner ほか, 2017)。この根拠は成人の神経性過食症・過食性障害によるもので、神経性やせ症や子ども・10代にセルフヘルプだけで十分だという根拠はありません。
10代の神経性やせ症には、家族療法が最も多く勧められています。12〜18歳の121人を分けた試験では、治療終了時には10代向けの個人療法と差がありませんでしたが、終了から6か月後と12か月後には、家族ベースの治療を受けたほうが完全な回復の割合が高くなっていました(Lock ほか, 2010)。ただし研究の数が少なく、根拠の確実性はまだ低いとされています(Fisher ほか, 2019)。成人の神経性やせ症に勧められる心理療法どうしを比べると、どれかがはっきり優れているわけではありませんでした(Solmi ほか, 2021)。治療研究をまとめた総合的な分析は、全体の効果は大きくないとしながらも、10代には家族ベースの治療に効果があり、成人の神経性過食症には摂食障害に特化した認知行動療法が最も幅広い効果を示したとまとめています(Monteleone ほか, 2022)。
薬は摂食障害の治療の中心ではありません。英国の指針は、神経性やせ症、神経性過食症、過食性障害のいずれも薬だけで治療しないよう求めています(NICE, 2017)。フランスの指針は、成人の神経性過食症と過食性障害で体系的な心理療法を受けにくいときは抗うつ薬(SSRI)を第二選択として使えるとしつつ、常に心理的な治療と一緒に使うよう求めています(HAS, 2019)。米国でも、神経性やせ症とARFIDの症状を治療する薬として承認されたものはありません(NIMH, 2024)。薬を始めたりやめたりするときは、必ず医師に相談してください。抗うつ薬について知っておきたいことは抗うつ薬のガイドとうつ病のときに役立つことにまとめました。
そばで支える方法と回復
摂食障害のある人が助けを求められない主な理由として、恥ずかしさや偏見、病気の深刻さに気づいていないこと、周りからのすすめがないことなどが挙げられています(Ali ほか, 2017)。だからこそ、身近な人の一言が最初の一歩になりえます。落ち着いているときに話を切り出し、責めたり判断したりせず、相手の気持ちに目を向けてください。外見についての言葉はほめ言葉でも避け、「最近つらそうで心配している」のように「私」を主語にした言葉で気持ちを伝えましょう(NHS, 2024c)。
すぐに心を開かなかったり隠したりしても、傷つかないでください。それは関係の問題ではなく、病気の一部です(NHS, 2024c)。誘い続け、受診に付き添うと伝えてください(NHS, 2023b)。食事の席では量や食べ物の話をしないと家族で決めておき、治療中なら食事をどう支えればよいか治療チームに尋ねましょう(NHS, 2024c)。食事や体重についての直接的な話は医療者に任せ、努力したことやできたことをほめてあげましょう(国立精神・神経医療研究センター, n.d.)。
家族が摂食障害の原因であるという明確な証拠はありません。誰が悪かったのかを探すより、これからどう支えるかが大切です(国立精神・神経医療研究センター, n.d.; Assurance Maladie, 2026)。そばにいる家族も疲れやすいものです。家族向けの教育・支援プログラム13件をまとめた分析では、家族の苦痛や負担が減り、その効果はその後も続いていました(Hibbs ほか, 2015)。
回復は可能です。米国で神経性やせ症・神経性過食症の女性246人を20年以上追った研究では、約3人に2人(神経性やせ症62.8%、神経性過食症68.2%)が回復し、9年目にまだ回復していなかった神経性やせ症の人のうち半数ほどが、22年目には回復していました(Eddy ほか, 2017)。回復には時間がかかり、途中で悪くなる時期もありますが、それも回復の過程の一部と考えます。何年も患っていても、治療を始めるのに遅すぎることはありません(HAS, 2019)。
すぐに相談したいとき:相談先
心臓がどきどきしたり気を失いそうになったりするのは、摂食障害で体に負担がかかっているサインかもしれません(NHS, 2024a)。倒れたとき、胸が痛むとき、ぐったりして呼びかけても反応が鈍いときは、体重にかかわらず、すぐに119に連絡するか救急外来に行ってください。本人が嫌がっても、体が明らかに危険な状態に見えるときは受診させる必要があります(国立精神・神経医療研究センター, n.d.)。
摂食障害が始まってから初めて治療を受けるまでにかかった期間は、平均で神経性やせ症が約2年半、神経性過食症が約4年半、過食性障害が約5年半で、この期間が短いほど回復の可能性が高いかもしれないという初期の根拠があります(Austin ほか, 2021)。地域の調査をまとめると、摂食障害のある人のうち摂食障害の治療を求めたのは4人に1人ほど(23.2%)で、むしろ減量のための治療を受けた人のほうが多くなっていました(Hart ほか, 2011)。過食が問題なら、ダイエットの相談より心の診療が先です。
日本で摂食障害を主に診ているのは心療内科や精神科で、一部の小児科でも子どもの摂食障害を診ています。本人が受診を望まない場合でも家族だけの相談を受けている医療機関があり、どこにかかればよいかわからないときは、地域の精神保健福祉センターや保健所が受診先の相談に応じていることがあります。摂食障害支援拠点病院がない地域に住む人向けには、摂食障害「相談ほっとライン」(047-710-8869、2026年10月時点で火・木・金の9時〜15時、水曜日は当面休止)があります(国立精神・神経医療研究センター, n.d.; 摂食障害相談ほっとライン, n.d.)。最新の受付時間は公式サイトで確認してください。韓国では、精神健康危機相談電話1577-0199(24時間)に電話すると、近くの精神健康福祉センターにつながります(韓国保健福祉部, 2025)。体重を測るとき数字を知りたくなければ、そう伝えてかまいません(NHS, 2024d)。mind.ioには摂食障害を見分ける検査はなく、うつのセルフチェック(PHQ-9)と不安のセルフチェック(GAD-7)は、一緒に起こりやすいうつと不安を確かめるだけです。
摂食障害があると、うつ・不安・物質使用の問題が一緒に起こりやすく、自殺のリスクも高くなります(NIMH, 2024)。死にたい気持ちがあるときや自分を傷つけそうなときは、一人で抱えず、すぐに「よりそいホットライン」(0120-279-338、24時間・無料)に連絡してください。今すぐ命の危険があるときは、119(救急)または110(警察)に連絡してください。
よくある質問
Q. 過食と、ただたくさん食べることはどう違いますか? A. 鍵はコントロールです。「止められない」という感覚の中でふだんよりずっと多く食べ、そのあと苦しくなることがたびたび繰り返されるなら、過食に近いといえます。ほかのことを考えながらたくさん食べても、いつでも止められたのなら過食とはみなしません(WHO, 2024)。
Q. 体重が減っていなくても摂食障害のことはありますか? A. はい。神経性過食症と過食性障害は体重に関係なく診断され(WHO, 2024)、体重が低くなくても極端な食事制限で体が危険になることがあります(Harrop ほか, 2021)。
Q. 摂食障害のセルフチェックはできますか? A. mind.ioには摂食障害の検査はありません。英国の指針は、スクリーニングの質問票だけで摂食障害かどうかを決めないよう求めています(NICE, 2017)。上に挙げたサインがあるなら、専門家に相談してみてください。
Q. 男性も摂食障害になりますか? A. はい。女性に多いものの男性にも起こり、男性は治療を求めにくい傾向があります(WHO, 2024)。米国の調査では、生涯に過食性障害を経験した男性は2.0%でした(Hudson ほか, 2007)。
Q. ダイエットをすれば過食は減りませんか? A. 過食性障害の治療中は、ダイエットがかえって過食を止めにくくすることがあります(NHS, 2023a)。治療の目標は体重ではなく、過食を止めることです(NICE, 2017)。
Q. 摂食障害はすっかりよくなりますか? A. 多くの人が回復します。神経性やせ症・神経性過食症の女性を20年以上追った研究では約3人に2人が回復し(Eddy ほか, 2017)、治療を受ければ多くの人が回復できます(NHS, 2024a)。
Q. つらすぎて、自分を傷つけたい気持ちまであります。 A. 一人で抱えないでください。すぐに相談窓口(よりそいホットライン 0120-279-338、24時間・無料)に連絡してください。今すぐ命の危険があるときは、119(救急)または110(警察)に連絡してください。
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