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愛着スタイル・プロフィール

回避型 · 自分の空間があってこそ近づける人

自分で解決することに慣れていて、自分だけの空間があると心が落ち着きます

  • #自立
  • #自分の空間
  • #落ち着き
愛着スタイルテストで自分のパターンを知る

困ったことがあっても、まず一人で整理し、人に頼るより自分で解決するほうが楽なタイプです。関係が急に近づいたり、感情表現をたくさん求められたりすると、なんとなく息苦しく感じて一歩引きたくなることもあります。それは気持ちがないからではなく自分を守るなじみのやり方で、自分のペースを尊重してもらえる関係では誰よりも頼れるパートナーになれます。

心が揺れやすい場面

  • 感情表現や返事を「今すぐ」求められるとき
  • 一人の時間や予定がたびたび侵されるとき
  • 自分の準備ができる前に関係のペースが速まるとき

必要なもの

  • あらかじめ約束した話し合いの時間のような、予測できる流れ
  • 一人で整理する時間を尊重してもらうこと
  • 言葉より行動で示す愛情も認めてもらうこと

恋愛では

恋愛では言葉より行動で気持ちを示すほうなので、相手は「本当に好きなのかな?」と迷うことがあります。距離を置きたいときは「ちょっと一人で整理して、明日話そう」のように戻るタイミングも伝えると、相手はずっと安心します。

友人・家族との関係では

友人や家族にも悩みをあまり打ち明けないので、周りから「平気だと思ってた」と言われることもあります。ときどき小さな悩みを一つ自分から話してみると、関係がぐっと近づきます。

ぶつかったときはこう伝えてみて

  • 「今は頭が混乱してるから、30分だけ一人になりたい。そのあと必ずまた話そう」
  • 「言葉でうまく言えないけど、あなたとうまくやっていきたい気持ちは本当だよ」

少しずつ安心感を育てる方法

  • 距離を置きたいとき、理由と戻るタイミングを一文で伝えてみる
  • 一日一回、短くても今の気分を言葉にしてみる
  • 助けてもらうことも関係を深める方法だと考え、小さなお願いから始めてみる

相手がこのタイプなら

  • 「一人になりたい」を拒絶ではなく充電の時間として受け止めてあげてください
  • 大事な話は「今夜話せる?」のように前もって時間を決めてあげてください
  • 言葉にしなくても、行動で示す愛情に気づいてあげてください

回避型愛着は恋愛と友情でどう見えるか

関係が深まるスピードを、自分で調整したいと感じやすいスタイルです。付き合い始めは優しくても、相手が将来の話や気持ちの話を頻繁に持ち出すと、急に忙しくなったり口数が減ったりすることがあります。ECR尺度では「回避」の得点が高い状態にあたります。近づきすぎることにも、頼ったり頼られたりすることにも、居心地の悪さを強く感じやすいということです。

友人関係では一人でも平気で、連絡が途切れがちでも友情は続くと考える人が多いでしょう。相手を息苦しくさせない一方で、友人がつらい話をしたときに気持ちより先に解決策を出してしまい、寂しい思いをさせることもあります。

回避型愛着はどこから来るのか

エインズワースの観察で「回避型」とされた赤ちゃんは、養育者が戻ってきてもあまり反応せず、おもちゃに注意を向け続けました。表面は平然として見えても、心拍のような体の反応には緊張が表れていたという研究もあります。頼りたい気持ちを小さくする方向に適応した、と読むことができます。

大人の回避型も、一つの理由では説明できません。何でも自分で解決することをよしとする雰囲気、人に頼ることを弱さのように感じさせた経験、もともと独立心の強い気質などが組み合わさって表れます。誰かの落ち度というより、その環境で自分を守っていた方法が習慣として残ったもの、と考えるほうが実態に近いでしょう。

衝突したとき、そして別れたあと

言い合いが激しくなると、話を打ち切って一人で整理する時間を求めがちです。問題は、何も言わずに姿を消すと、相手が見捨てられたと感じてしまうことです。「いまは頭がいっぱいだから、30分休んでまた話そう」と戻る時間を添えるだけで、衝突の温度はかなり下がります。ゴットマン研究所は、感情があふれたら少なくとも20分は離れて落ち着いてから戻るよう勧めています。

別れたあとも、比較的淡々とうまく立ち直ることが多いです。時間がたって恋しさがやって来る人もいますが、回避型だからといってそうなるとは限りません。恋しくなって復縁を望むなら、「寂しいからなのか、その人との関係をもう一度引き受ける準備ができたのか」をまず確かめてください。同じ距離の取り方が繰り返されるなら、相手をもう一度傷つけることになりかねません。

連絡や居場所を監視する、友人に会わせない、別れたら危害を加えると脅す、物を投げる、体を傷つける。こうした行動は愛着スタイルで説明できるものではなく、暴力です。その場合は、話し方の工夫より自分の安全が先です。

危険が差し迫っているときはすぐに110番、相談は内閣府「DV相談ナビ」(#8008)へ。

回避型の恋人との話し方:距離をとる相手に近づく現実的な方法 · 「愛着の問題ではないとき」を読む

回避型愛着は変わりますか

変わりえます。愛着の得点は年単位で上下し、ペースを尊重されながらゆっくり近づく経験が重なると、回避寄りの反応が減っていく人は多いのです。出発点は自分の気持ちに気づく練習で、気持ちを言葉にするのが不慣れなら、個人カウンセリングが安全な練習の場になります。恋人と一緒ならカップルカウンセリングも選択肢です。

少しずつ近づく練習

気持ちを一度に全部話そうとしなくてかまいません。一日一回「今日のあのひと言、うれしかった」と短く伝えるだけで十分です。一人の時間が必要なことは前もって説明し、その時間が関係から離れるためではなく、また近づくための充電だと伝えておきましょう。引きたくなる瞬間に気づき、ひと言で時間をもらうやり方は回避型愛着との付き合い方で順に紹介しています。

恋人が回避型で悩んでいる側なら回避型の恋人との話し方を、お互いが望む愛情表現が違うのか知りたいなら愛の言語診断を一緒に試してみてください。

回避型愛着についてよくある質問

回避型愛着は変わることがありますか?

はい、変わりうると考える研究が多くあります。愛着は生まれつきの固定値ではなく経験によって動く傾向なので、安定した関係やカウンセリングを経て回避の得点が下がる人は少なくありません。ただ、変化の速さは人によって違い、本人が望んだときにいちばん進みやすいものです。

回避型の人は恋人を愛していないのですか?

愛情がないと決めつけることはできません。ただ、回避傾向が強い人ほど関係へのコミットメントが低めだという研究報告があります。表現が少ないことと、関係にとどまる意志が弱いことは別の場合もあるので、実際の行動もあわせて見てください。なお、見下しや支配が繰り返されるなら、それは愛着スタイルで説明すべき問題ではありません。

不安型と回避型のカップルは最後には別れてしまいますか?

近づけば引くパターンは生まれやすいものの、そのパターンに名前をつけて連絡のリズムや一人の時間を話し合えば長く続くカップルも多く、組み合わせだけで結末を決めつけることはできません。循環の止め方と会話の例は不安型×回避型カップルのガイドで、ほかの組み合わせとの比べ方は愛着スタイル別の恋愛傾向で確かめてみてください。

回避型の元恋人と復縁できますか?

復縁の可能性を愛着スタイルだけで予測することはできません。回避型も時間がたって恋しさを感じることはありますが、それより大切なのは、もう一度付き合ったときに同じ距離の取り方が繰り返されるかどうかです。連絡するなら、追い詰めずに短くはっきり気持ちを伝え、相手の答えをそのまま尊重しましょう。

回避型の割合はどれくらいですか?

米国の全国代表サンプル(Mickelsonら、1997年)でも新聞の読者の研究(HazanとShaver、1987年)でも、回避型は25%でした。ただし三つのスタイルに分けたこれらの研究の回避型には、四つに分けていれば恐れ・回避型だった人も含まれている可能性があります。四つのスタイルに分けた韓国の大学生の研究(JeongとLee、2005年)では、回避型に近い拒絶型が34.7%でもっとも多くなっていました。研究ごとの違いは愛着スタイルの割合のガイドで続けて読めます。

愛着スタイルテストで自分のパターンを知る →

診断ではなく自己理解のための説明です。同じタイプでも人や状況によって表れ方は異なります。