愛の言語の組み合わせ
愛の言語「奉仕/助け」×「スキンシップ」:違うときの伝え方
ひとりは手を動かして相手の用事を減らし、もうひとりは手を伸ばして相手を抱きしめることで、愛を表す組み合わせです。
ひと目でわかるポイント
ふたりがいちばんうれしいと感じる表現を並べて読んでみました。恋人だけでなく、友人や家族との関係にも当てはめて読んでみてください。
お互いの言語に翻訳する
一方は実際の手助けに、もう一方は身体の近さに愛を感じます。手助け派は世話を焼くのに忙しくてスキンシップを忘れがちで、スキンシップ派は触れ合いのない気づかいを感じにくいことがあります。何かしてあげた後に軽くハグしたり肩をたたいたりすると、ふたつの言語がつながります。どんな触れ合いが心地よく、どんな手助けがうれしいかを一度聞いてみると、すれ違いが減ります。
試してみたいこと
- 疲れた日は肩もみのように、手助けと触れ合いが重なることをする
- 料理や片づけを一緒にして、自然に近くにいる
- 友だち同士なら、手伝った後にハイタッチのような軽い触れ合いで締める(お互い気楽な範囲で)
奉仕/助けとスキンシップが出会うと
助けの人は、相手が疲れていそうだと夕食を作り、洗濯機を回して気持ちを伝えます。スキンシップの人は同じ場面で、手を止めて肩をもんだり、ぎゅっと抱きしめたりしてなぐさめます。どちらも体を使って愛を表すという点が似ています。
すれ違いは、片方が忙しく動いているあいだに、もう片方が近づきたくなったときに起こります。同じ瞬間に、それぞれのやり方で愛を渡そうとしてぶつかってしまうのです。愛情が足りないのではなく、渡すタイミングと方法が重なっていないだけだと知っておくと、気持ちがずっと楽になります。
気づいてもらえる手間と、一日に何度かのハグ
助けの人には、黙ってこなした用事を見つけてもらうことと、たまには自分が手伝われる側に回る経験が欠かせません。スキンシップの人には、一日のうちに何度か体で確かめるつながりが必要です。忙しいさなかでも手を止めて抱きしめる30秒が、この人にとっては一日を乗り切る力になります。ふたりとも、疲れた日には望まない表現を断れることも大切です。
よくある悪循環:「今は忙しい」と「抱きしめてもくれない」
助けの人が台所で夕食の準備にてんてこまいのとき、スキンシップの人が後ろから抱きつくと「今、包丁使ってるから、あとでね」という言葉が返ってきます。近づいた側は押しのけられたと感じ、料理をしていた側はあなたのためにやっているのになぜ邪魔するのかともどかしくなります。これがくり返されると、スキンシップの人は近づくのをやめ、助けの人はいくら頑張っても相手が幸せそうに見えないと疲れていきます。
断る代わりに「5分だけ待って」
助けの人は、断る代わりに時間を約束してみてください。「これだけ火を止めたら、ちゃんと抱きしめるね。5分だけ待って」と言えば、近づいてきた気持ちが押し返されずにすみます。そして約束の5分後に自分から抱きしめれば、信頼が積み重なります。約束を守ってもらえた経験は、次に「あとでね」と言われたときの安心にもつながります。
スキンシップの人は、相手の言語で近づいてみましょう。「わたしも手伝うよ、野菜洗おうか?」と隣で手を貸していれば、自然に肩がふれ合い、作業が終わったあとに抱き合う時間も早くやってきます。受け取った手助けには「ありがとう」の一言と短いハグを返してみてください。
薬を買ってくる友人と、手を握ってくれる友人
具合が悪いときに薬を買ってきてくれる友人と、黙って手を握ってくれる友人とでは、同じなぐさめでも響き方がまるで違います。家族では、子どものためにいつも何かをしてくれる親と、それより一度抱きしめてほしいと思っている子どもの姿として表れます。ただ、家族や友人のあいだのスキンシップも相手が心地よいときにだけうれしい表現なので、お互いに楽な線を確かめてください。
助ける側が疲れきっているとき
助けの人が休む間もなく家事や世話を背負って疲れきっているなら、スキンシップを望む相手の気持ちが負担に感じられることがあります。そんなときは愛の言語より先に、分担と休みを扱う必要があります。逆に、触れられたくないと伝えたのに不機嫌になられたり、しつこく迫られたりするなら、話の中心は同意のほうにあります。話し合いで解決しにくいなら、カップルカウンセリングを探してみてください。
「奉仕/助け」と「スキンシップ」の組み合わせについてよくある質問
奉仕/助けが愛の言語の人と、スキンシップが愛の言語の人は相性がいいですか?
どちらも体を使って愛を表す点で通じ合う部分が多い組み合わせです。ただ表現のタイミングがすれ違いやすいので、断る代わりに時間を約束する習慣が役立ちます。心地よいやり方は人によって違います。
スキンシップがほしいのに、恋人がいつも忙しそうなときは?
忙しい用事が終わったあとを具体的に約束してもらいましょう。「洗い物が終わったら10分だけくっついていよう」というように。相手の作業を一緒に手伝いながら近づくのもいい方法です。
奉仕/助けが愛の言語の人は、スキンシップが嫌いなのですか?
そうではありません。愛を感じるおもな通り道が違うだけで、スキンシップが好きな人もいます。ただ、作業中や疲れているときは、あまりうれしく感じない傾向があるかもしれません。
ふたりの言語を一度に満たす方法はありますか?
肩や足のマッサージのように、手間とぬくもりが一緒にこもった表現がおすすめです。一緒に料理をしながら自然に近くにいる時間も、ふたつの言語を同時に満たしてくれます。
診断ではなく自己理解のための説明です。うれしい表現は相手や時期によって変わることがあり、ふたりの相性を決めるものではありません。