ホランドの2文字コード
IS・SIコード:研究型と社会型の組み合わせ
人がなぜそう感じ、そう行動するのかが気になり、その答えで誰かを実際に助けたい人によく出るコードです。
六角形での位置関係: 六角形でひとつ飛ばし・一貫性は中程度
RIASEC診断で自分のコードを知るISは「知って支える」興味です
研究型(I)は資料と根拠から原因を明らかにする活動に、社会型(S)は教えたり相談に乗ったり世話をしたりする活動を好む興味です。この二つが同時に強いと、友人の悩みを聞きながらその背景を分析してしまったり、健康情報を調べて家族にわかりやすく説明したりと、知識を人のために使う場面でやりがいを感じます。
原因がわかったときの納得感と、相手の表情が明るくなったときの喜びの両方を大事にします。勘で助けるより根拠のある方法で助けたいと考えるので、学びと現場経験を一緒に積み重ねる進路とよく合います。
IとSのあいだにはAがひとつはさまる
六角形で研究型と社会型は、芸術型をはさんだひとつ飛ばしの位置にあり、一貫性は中程度です。研究型はひとりで深く考える時間を、社会型は人と過ごす時間を好むため、一日のリズムが少し違うこともあります。それでも医療、心理、教育のように、二つの興味が昔から一緒に使われてきた分野は広く、進路の候補はかなり豊富です。
ISに合う職場と仕事
病院や保健所、薬局、カウンセリングルーム、学校や教育研究機関、公衆衛生の研究所など、知識で人を支える場所が代表的です。相手の状態を観察して記録し、原因を推し量って計画を立て、その内容を相手が理解できるように説明する、という流れが繰り返されます。専門知識を更新し続ける必要がある分野が多く、学ぶことが好きな人に向いています。チーム医療のように、ほかの専門職と情報を共有しながら進める場面が多いのも特徴です。
仕事の例 · 学部・専攻の例
正解やおすすめの一覧ではなく、探し始めるための候補です。実際に体験しながら絞り込んでください。
仕事の例
- 看護師
- 薬剤師
- 臨床心理士
- 言語聴覚士
- 作業療法士
- 養護教諭
- 管理栄養士
- 公衆衛生の研究者
- 医師
- 理科の教員
- 治験コーディネーター
- 保健師
学部・専攻の例
- 看護学科
- 薬学部
- 心理学科
- 言語聴覚学科
- 栄養学科
- 公衆衛生学
ISとSI、研究側か人の側か
ISは理解と分析が中心で、人を助けたい気持ちがその研究の目的になります。公衆衛生の研究者、臨床心理の研究、薬学の研究のように、データや実験の割合が大きい仕事に近いでしょう。
SIは人に会って支えることが中心で、探究はよりよく支えるための土台です。看護師、言語聴覚士、養護教諭のように、毎日人と直接向き合う職業により合っています。順番が入れ替わっても合う分野が正反対になるわけではなく、比重の違いとして理解してください。
3文字目で見るISA・ISR・ISC
ISAならカウンセリングや言語聴覚療法のように、言葉や表現を通して支える方向、ISRなら放射線技術やリハビリの機器のように、器具を扱いながら支える方向に広がります。ISCは治験コーディネーターや診療情報管理のように、手順と記録が大切な仕事と重なります。
ISの興味を体験する方法
病院や保健所の職業体験、大学の心理学の公開講座、地域の学習支援ボランティアなど、知識を人に使ってみる活動を探しましょう。活動のあと、人と会った場面と仕組みを学んだ場面のどちらが長く心に残ったかを書いておくと、ISかSIかを見分ける助けになります。医療系の仕事は資格ごとに担当範囲が細かく分かれているので、仕事内容を比べる表を作ってみるのもおすすめです。
ISコードが約束しないこと
医療や心理の分野にひかれるからといって、長い養成期間や感情面の負担に耐えられるとは限りません。興味は出発点にすぎないので、実際の業務量や資格取得の道のりをよく調べてから決めるのがおすすめです。コードそのものも、経験を重ねるうちに変わっていくことがあります。
IS・SIコードについてよくある質問
IS・SIコードに向いている仕事は?
看護師、薬剤師、臨床心理士、言語聴覚士、作業療法士、養護教諭、管理栄養士など、専門知識で人を支える仕事がよく挙がります。同じISでも研究室が合う人と現場が合う人がいるので、実際の一日の流れを調べて選んでみてください。
ISとSIは何が違いますか?
ISは分析と研究に、SIは人と直接会って支えることに重心がある傾向があります。先頭の文字は二つの興味のうち点数が上だったほうを示します。点数差が小さければ大きな違いではありません。
SIタイプに合う学部・学科は?
看護学科、薬学部、心理学科、言語聴覚学科、栄養学科、公衆衛生を学べる学科などが候補です。国家試験や大学院進学が必要な分野が多いので、卒業後の道筋と実習先を早めに確かめておくと安心です。
研究型と社会型が両方高いなら医師が向いていますか?
医師も候補のひとつですが、唯一の答えではありません。同じ興味を生かせる職業は保健、心理、教育、研究の分野に幅広くあり、どの道が合うかは成績や暮らし方、価値観によって人それぞれです。
興味コードは進路を探るための参考資料です。適性や能力を診断するものではなく、同じコードでも合う仕事は人によって異なります。