ホランドの2文字コード
SE・ESコード:社会型と企業型の組み合わせ
人の中でエネルギーを得て、みんながうまくいくように場を整えることにひかれる人によく出るコードです。
六角形での位置関係: 六角形で隣り合う・一貫性が高い
RIASEC診断で自分のコードを知るSEは「一緒に率いる」興味です
社会型(S)は人の成長に寄り添い、悩みを聞き、手を貸す活動に、企業型(E)は目標を立てて人を集め、物事を進める活動に引き寄せられる興味です。両方がそろうと、学級委員や部長としてイベントを準備しながら、取り残されている人がいないかにも目を配るように、人を気づかうことと率いることを同時にこなせたときに大きなやりがいを感じます。
ひとりで黙々と進める作業より、人と会って調整する時間が長いほど、かえって元気が出てくるタイプです。
六角形でSとEは肩を並べる隣どうし
六角形の上で社会型と企業型は隣に並び、一貫性の高い組み合わせとされます。どちらも人と関わる仕事を好むという共通点があり、違いは支える側か動かす側かにあります。隣どうしの組み合わせなので職業の世界でも二つが一緒に求められる場面が多く、キャリアを積むうちに一方からもう一方へ自然に移っていく人もよく見られます。
SEが活躍する環境と業務
企業の人事部や研修部門、ホテルや旅行会社、NPO、自治体の住民向け事業、キャリア支援の会社など、人の成長と組織の目標がどちらもかかわる場所がよく合います。人と面談し、プログラムを企画して運営し、結果を報告して次の計画を立てる流れが繰り返されます。チームで働き、人に影響を与えられる立場ほど意欲が高まります。
仕事の例 · 学部・専攻の例
正解やおすすめの一覧ではなく、探し始めるための候補です。実際に体験しながら絞り込んでください。
仕事の例
- 人事担当者
- 企業研修の講師
- キャリアコンサルタント
- NPOのファンドレイザー
- ホテルの支配人
- カスタマーサクセス担当
- 社会起業家
- 旅行の添乗員
- 人材紹介のコンサルタント
- 地域コーディネーター
- 看護管理者
学部・専攻の例
- 経営学部(人的資源管理)
- 教育学部
- 社会福祉学科
- 観光・ホスピタリティ学科
- 行政学
- 生涯学習学
SEとES、支えるのが先か率いるのが先か
SEは人を支えたい気持ちが出発点で、リーダーシップはより多くの人を支えるための手段です。企業研修の講師、キャリアコンサルタント、社会的企業のスタッフのように、人の変化が成果になる仕事に近いでしょう。
ESは目標を達成する推進力が出発点で、人を気づかう感覚がチームを引っぱる力になります。営業マネージャー、ホテルの支配人、人材紹介のコンサルタントのように、成果目標と人の管理を一緒に担う仕事により合っています。順番が入れ替わって出ても、同じグループの中で比重が少し違う程度と考えてかまいません。
3文字目で見るSEC・SEA・SEI
SECなら学校事務や人事の運用のように規程とスケジュールを管理しながら人を支える方向、SEAなら地域のお祭りや文化プログラムの企画のように、創造的なイベントを作る方向に広がります。SEIは組織風土の診断や研修効果の分析のように、データを使って人を支える仕事と相性がよいでしょう。
SEの興味を体験する方法
生徒会や部活で、新入生歓迎のイベントを最初から最後まで担当してみてください。参加者の募集、役割分担、当日の進行、終わったあとのアンケートまでやってみると、人を気づかう瞬間と目標に向けて押し進める瞬間のどちらで力がわいたかがわかります。ボランティア団体のリーダー活動や、企業の人事担当者による講演も役に立つ機会です。
SEコードが教えてくれないこと
人を率いることにひかれても、もめごとをうまく収めたり話がうまかったりするとは限りません。そうした技術は経験と練習で身につきます。また、外向的か内向的かは興味とは別の次元なので、物静かな人にSEコードが出ることもあります。
SE・ESコードについてよくある質問
SE・ESコードに向いている仕事は?
人事担当者、企業研修の講師、キャリアコンサルタント、NPOのファンドレイザー、ホテルの支配人、カスタマーサクセス担当など、人を支え、率いる仕事がよく挙がります。営利企業と非営利団体のどちらが合うかは、価値観によって人それぞれです。
SEとESはどう読み分けますか?
SEは人の成長と寄り添いに、ESは目標の達成と組織の運営に重心がある傾向があります。両者の点数が近ければ、順番より人を中心にした仕事を好むという共通点に目を向けてください。
ESタイプに合う学部・学科は?
経営学部の人的資源管理、教育学部、社会福祉学科、観光・ホスピタリティ学科、行政学、生涯学習学などが候補です。チームでのプロジェクトや現場実習が多いか、リーダー経験を積む機会があるかを確かめてみましょう。
内向的なのにSEコードが出ました。合っていないのでしょうか?
そんなことはありません。興味の検査がはかるのはどんな活動に心が向くかで、大勢と過ごしたあと元気になるか疲れるかは、外向性のような気質の話です。少人数のコーチングや一対一の面談など、自分に合うやり方でこの興味を生かせば大丈夫です。
興味コードは進路を探るための参考資料です。適性や能力を診断するものではなく、同じコードでも合う仕事は人によって異なります。