本文へスキップ

ホランドRIASEC 興味タイプ・プロフィール

企業型 (E) · 統率と説得

ホランドの職業興味6タイプのひとつで、「統率と説得」にひかれる興味を表します。

RIASEC検査で自分の興味コードを知る

先頭に立って導き、説得し、物事を動かすことで元気が出るタイプです。目標や勢い、影響力に刺激を受け、重要な決断の責任を担う場面も楽しめるかもしれません。

惹かれやすい活動

  • 新しいプロジェクトや事業をゼロから立ち上げる
  • 人々を一つの目標にまとめるストーリーをつくる
  • 時間が重要な場面で、大事な判断をすばやく下す

合いやすい環境

  • 自ら動く人が評価される、スピード感のあるチーム
  • 結果や影響力で成果を測る文化

仕事の例

正解やおすすめではなく、進路を探り始めるためのヒントです。

  • マーケター
  • 営業マネージャー
  • 起業家
  • プロダクトマネージャー(PM)
  • 弁護士
  • 広報(PR)担当者
  • ホテル・観光マネージャー
  • 不動産仲介業者

専攻の例

  • 経営学
  • 経済学
  • 法学
  • 広告広報学
  • ホテル・観光経営学

消耗しやすい環境

  • あらゆる決定を遅らせる重い官僚主義

小さく試せるプロジェクト

  • 小さなキャンペーンやサイドプロジェクトをゼロから企画して始めてみる
  • チーム向けに説得やピッチのワークショップを開いてみる

ホランドの企業型(E)は社長だけを指すのではありません

企業型は、人を説得し、目標を立てて率い、決断を下して物事を前に進める活動に惹かれる興味です。名前から起業ばかりを連想しがちですが、生徒会でイベントを実現させたり、チームの方向性をまとめたりする場面にも同じ興味が表れます。

企業型が高い人は、競争や成果が目に見える環境で力が湧きやすいタイプです。ホランドはこうした場を企業的な環境と呼び、人と環境のコードがかみ合うほど仕事に長くとどまりやすいと考えました。

ES・EC・EA・ER:企業型コードの持ち味

二文字目は、何を率いたいかを示します。ESは人を育てながら率いる方向(教育事業、営業チームの管理、公共政策)、ECは数字と運営を取りしきる方向(財務管理、購買、オペレーション統括)、EAはアイデアを市場に送り出す方向(ブランドマーケティング、エンタメの企画)、ERは現場とモノを動かす方向(建設事業、農業経営)に近いものです。

ESCは、先頭のEが方向を決め、Sが人を、Cが日程と予算を受け持つ組み合わせです。プロジェクトマネージャーや大規模イベントの運営責任者のように、決定権と管理業務がそろった持ち場でよく見られます。

RIASEC六角形における企業型の位置

企業型のとなりは、人と関わる社会型(S)と、仕組みを扱う慣習型(C)です。そのためESやECのコードは一貫性が高く、合いやすい職業群も比較的はっきりしています。

向かい側は、一人で深く掘り下げる研究型(I)です。EIのコードは珍しいものの、政策研究にもとづく制度設計、特許のライセンス営業、市場調査会社の経営のように、分析と説得がともに必要な場で強みになりえます。

企業型に合う学部・学科と職業の例

学部・学科では、政治学、国際貿易、不動産学、スポーツマネジメント、文化政策、メディア学などがよく挙がります。職業では、バイヤー、海外営業、ベンチャーキャピタリスト、ファンドレイザー、イベントプランナー、議員秘書、フランチャイズの運営管理、スタートアップの事業開発、社会起業家のように舞台は広くあります。

企業型の興味は営利の分野だけのものではありません。市民団体のキャンペーン責任者や地域のお祭りの企画のように、公益のために人を集める仕事でもまったく同じように生きます。

企業型の興味を小さく試すには

フリーマーケットで実際に物を売ってみる、サークルのイベントを最初から最後まで担当する、小さなクラウドファンディングを企画してみる。目標を立てて人を説得し、結果を出すまでの一巡りを経験すると、この興味がどれだけ本物かが見えてきます。

ビジネスコンテスト、模擬国連、ディベート大会もよい体験になります。結果より「人を動かす過程が楽しかったか、断られることに耐えられたか」を記録しておきましょう。

率いたい興味とリーダーシップの実力は別もの

企業型の得点が高いからといって、よいリーダーになれる保証はありません。率いることに惹かれる気持ちと、よく聞いて公正に決める力は別に育てる必要があります。逆に得点が低くても、ここぞという場面で見事に率いる人もたくさんいます。コードも経験によって変わりえます。

リーダーシップや公平さのような強みと重ねると、どんなリーダーになりうるかが見えてきます。VIAとRIASECの読み合わせやMBTIキャリアガイドで、興味と強み、働き方をまとめて見てみてください。

ホランドの企業型 (E)についてよくある質問

企業型(E)は起業しないといけないのですか?

そんなことはありません。企業型は人を説得して物事を実現させる興味なので、会社、公的機関、市民団体のどこでも生かせます。営利と公益のどちらの舞台が合うかは人によって違います。

ESコードとECコードはどう違いますか?

ESなら人を育て関係を固めながら先頭に立つ姿が、ECなら予算やルールを握って組織を回す姿がしっくりくる傾向があります。実際の職務は両方が混ざっていることが多いので、一つに決めつけないでください。

内向的でも企業型でいられますか?

いられます。興味と性格は別の軸です。内向的な人も、少人数との丁寧な交渉や文章での説得といったかたちで企業型の興味を十分に生かせます。働き方の好みはMBTI診断で別に確かめられます。

企業型がいちばん高いなら、どんな職業を探せばいいですか?

マーケティング、営業、企画、経営、政策のように決断と説得が中心の仕事から見て、二文字目・三文字目で範囲をしぼりましょう。コードだけで合う職業は予測できないので、RIASEC診断の結果と興味・強み検査の比較をあわせて参考にしてください。

RIASEC検査で自分の興味コードを知る →

診断ではなく自己理解のための説明です。同じタイプでも人や状況によって表れ方は異なります。