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VIA 強みプロフィール

自己調整

衝動を抑え、目標に向けて行動を続ける力があります。

  • #節度
VIA強みテストで自分の代表的な強みを見つける

VIAの24の強みのうち、「節度」の徳目に属する強みです。行き過ぎを抑え、バランスを保つ力。

こんなふうに表れます

  • 習慣やルーティンを作ると、成果が安定して積み上がります。
  • 気分に左右されず、計画を実行しようとします。
  • 自分に厳しくなりすぎないよう、休んで立て直すための決まった習慣も必要です。

強みの活かし方

  • 「コーヒーを飲んだら10分」のように、始めるきっかけを決めて毎日の習慣をシンプルにしてみましょう。
  • 意志の力に頼るより、誘惑の多い環境を整えるほうが効果的です。
  • うまくいかなかった日は、「次の食事」や「次の10分」からリセットしましょう。

使いすぎたときの注意点

完璧主義に傾くと自分を責めがちになるので、「十分やれた日」を認めましょう。

今週ためすこと

今週はいちばん大事な習慣を一つ決め、2分でできる形にして毎日続けてみましょう。

同じ徳目の強み · 節度

  • 寛容さ
  • 謙虚さ
  • 思慮深さ

自己調整が一日の中で見えるとき

自己調整は、感情や衝動、習慣を自分でととのえ、望む方向に行動を合わせる強みです。夜中に甘いものが欲しくなっても水を一杯飲んでやり過ごす、腹が立ったときに一呼吸おいて口調を落とす、朝の運動を何か月も続ける、といった姿に表れます。

人間関係では、言い争いの最中でも傷つける言葉を飲み込んで話し合いを続ける力になります。職場では締め切りが重なっても優先順位を守ってこつこつ片づけ、勉強ではスマホを別の部屋に置いて決めた時間だけ集中する、という小さなルールを守ることで力を発揮します。

自己調整がきつすぎるとき、ゆるすぎるとき

ニーミックは、強みの使いすぎと使わなさすぎを一緒に見るよう勧めています。自己調整を使いすぎると、感情を抑えすぎて表現がこわばったり、計画から少し外れただけで自分を責めたり、休みまで管理しようとしたりします。逆に足りないと、その場の気分に流されて計画がすぐに崩れます。

カギは「しなやかなルール」です。週に一日は予定を入れない日にする、目標を守れなかった日も「また明日」と言ってみる、といった練習が行き過ぎた管理をほぐしてくれます。

自己調整を伸ばす生活習慣

代表的な強みを1週間、毎日新しいやり方で使ってみる課題が、セリグマンら(2005)の研究で紹介されました。一週間の実践後、数か月にわたって幸福感の差が見られましたが、その後の追試では効果にばらつきがあり、「自分に合うかを確かめる実験」と捉えるのが正直な読み方です。

例:意志の力に頼るより環境を変える(おやつを見えない場所にしまう)、「夜9時になったらノートパソコンを閉じる」のように状況と行動を結びつけた計画を立てる、一日の終わりに守れたことを一つチェックする、イライラしたら10数えてから話す。小さく始めて成功体験を重ねるのが大切です。

エントリーシート・面接に自己調整の経験を盛り込む

自己調整は「継続力」「自己管理力」と言い換えると自然な自己PRになります。ただし結果より過程を見せましょう。「仕事と両立しながら半年間毎朝1時間勉強して資格を取り、今もその習慣を続けています」のように、期間と方法が入ると信頼感が生まれます。

面接でストレスへの対処法を聞かれたら、感情をととのえた具体的な場面を話してみてください。短所としては「計画にこだわって想定外のことが起きると落ち着かないので、今は予定に余白の時間を入れています」のように、使いすぎの側を正直に話せます。

自己調整と一緒に使いたい強み

忍耐力と組めば長期の目標に向かってぶれずに進め、思慮深さが加わると計画を立てて守る力が強まります。ユーモアは、行き過ぎた自己管理をゆるめてくれるよい相棒です。

熱意が低めだと、自己調整が「我慢」だけに感じられるかもしれません。楽しいごほうびを計画の中に組み込んでおくと長続きします。

自己調整の研究でわかっていること

VIAの分類(ピーターソンとセリグマン、2004年)で、自己調整は「自己統制」とも呼ばれ、節度の美徳に入ります。VIA-ISの結果を見ると、人はこの強みを自分の強みリストの下のほうに置く傾向があると報告されています。

意志の力が燃料のように減っていくという「自我消耗」説は、複数の研究室による大規模な追試(Hagger et al., 2016; Vohs et al., 2021)で効果がほとんど、あるいはまったく見られず、今では議論の多い主張です。VIA診断の結果は自分の習慣を振り返る手がかりとして使い、進路と結びつけるなら興味検査と強み検査の違いも読んでみてください。

VIAの強み「自己調整」についてよくある質問

自己調整が一番の強みだと、感情を隠す人なのですか?

そうではありません。自己調整は感情をなくすのではなく、いつどう表すかを選ぶ力です。表し方は人によって違い、抑え込みすぎていると感じたら信頼できる人に話す時間も必要です。

自己調整の順位が低いと、意志が弱いということですか?

順位が下のほうでも、それは自分の中での並び順にすぎず、意志の弱さを意味するわけではありません。多くの人がこの強みを低めに評価する傾向もあります。

自己調整は生まれつきですか、練習で伸びますか?

気質の影響もありますが、環境づくりや習慣でかなり変えられます。変化の速さには個人差があるので、小さなルール一つから始めてみてください。

自己調整が強いと燃え尽きやすいですか?

自分を追い込む使い方をすると疲れがたまることがあります。休むことも計画の一部に入れましょう。疲れが気になるときは燃え尽きからの回復ガイドも参考にしてください。

三日坊主を防ぐにはどうすればいいですか?

目標をできるだけ小さくし、毎日同じ時間・同じ場所で行うと続けやすくなります。一日抜けても翌日に戻れば十分なので、連続記録にこだわりすぎないのもコツです。

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診断ではなく自己理解のための説明です。同じタイプでも人や状況によって表れ方は異なります。