VIA 強みプロフィール
勇敢さ
難しい状況でも、必要なことを言い、行動に移す勇気があります。
- #勇気
VIAの24の強みのうち、「勇気」の徳目に属する強みです。困難があっても目指すことをやり抜く力。
こんなふうに表れます
- 居心地の悪さを引き受けてでも、大切な価値観や原則を守ろうとします。
- 恐れがないのではなく、恐れを抱えながらも動けるタイプなのかもしれません。
- 譲れない線をはっきり示し、そのあとのフォローも欠かさなければ、周りへの影響力が増します。
強みの活かし方
- 難しい話し合いは「事実・気持ち・お願い」の順で短く準備しましょう。
- 発言する前に要点を一文で書いておくと、ぶれにくくなります。
- 味方が一人いるだけでも、勇気を保ちやすくなります。
使いすぎたときの注意点
正面からぶつかってばかりいると関係がぎくしゃくしやすいので、言うタイミングと口調を選びましょう。
今週ためすこと
今週は、先延ばしにしていたちょっとした「言うべきこと」を一つ決めて、10分以内で済む短い会話で伝えてみましょう。
同じ徳目の強み · 勇気
- 忍耐力
- 誠実さ
- 熱意
勇敢さは怖くないことではなく、怖くても動くこと
VIAの勇敢さ(Bravery)は危険を楽しむ大胆さではなく、恐れや反対があっても正しいと信じることを行う力です。身体的な勇気だけでなく、皆がうなずく会議で別の意見を出す道徳的な勇気、知らない町への引っ越しや進路変更に踏み出す心理的な勇気も含まれます。
人間関係では、気まずい話し合いを避けない姿に表れます。友人に傷ついたことを正直に伝える、グループチャットで誰かをからかう空気になったら「もうやめよう」と言う。勉強では、わからないところを手を挙げて質問する小さな行動にもこの力が出ます。
勇敢さを使いすぎるとき、控えすぎるとき
ニーミック(Niemiec, 2019)は、強みが多すぎても少なすぎても問題が起き、そのあいだの状況に合う点を黄金の中庸と説明します。勇敢さが過剰になると、準備なしに危険へ飛び込んだり、あらゆる問題に正面からぶつかって、しなくてよい争いまで抱えたりします。
控えすぎると、不快さを避けて黙り込んだり、やりたい挑戦を「そのうち」と先送りしたりします。勇気はいつも大きな決断である必要はありません。自分の意見を一文添えるくらいの小さな試みから釣り合いを探せば十分です。
勇敢さを育てる小さな挑戦リスト
セリグマンと同僚たちは2005年の研究で、代表的な強みを1週間毎日新しく使ってみる活動を試し、幸福感が数か月高く保たれたと報告しました。けれども後続研究の結果はそろっていません。効果を約束する方法というより、自分を観察する実験として活用してください。
おすすめは「怖さのはしご」です。少し怖いことからかなり怖いことまで五段を書き出し、下の段からひとつずつ試します。初めての集まりで先にあいさつする、先送りしていたフィードバックを頼む、授業で一度質問する、といったところから始められます。
エントリーシート・面接で勇敢さを伝える経験の選び方
エントリーシートでは、勇敢さが無謀と読まれないよう判断の根拠と一緒に書きましょう。例:「安全点検表で同じ漏れが繰り返されていることに気づき、先輩方は慣例だと言いましたが、事例を集めて上司に報告し、点検手順が見直されました。」
面接で「失敗を恐れず挑戦した経験」を聞かれたら、リスクをどう見積もり、失敗したら何を引き受ける覚悟だったかまで話しましょう。正直に怖かったと言うほうが、かえって信頼されます。
勇敢さと一緒に使うと釣り合いが取れる強み
勇敢さの根拠と測定の限界
ピーターソンとセリグマン(2004)の分類で、勇敢さは「勇気」の徳に忍耐力、誠実さ、熱意とともに入っています。この分類を測るVIA-ISは多くの国で翻訳されて使われています。
ただし徳を六つに分ける方法は因子分析の結果と一致しないことが多く、研究者のあいだで議論があります。また自己報告の得点から、本当の危機でどう動くかまでは予測できません。結果は興味検査と強み検査の比較のように、ほかの情報と合わせて読んでください。
VIAの強み「勇敢さ」についてよくある質問
VIAの強み「勇敢さ」とはどういう意味ですか?
恐れや反対があっても、正しいと信じることをやり遂げる力です。恐怖を感じないという意味ではなく、どんな場面で勇気を出しやすいかは人によって違います。
勇敢さが強みの人に向いている仕事は?
消防、救急医療、調査報道、起業、公益活動など、危険や反対を引き受ける仕事で活かしやすいでしょう。惹かれる分野はホランドの興味検査で別に確かめ、両方の結果の重ね方は強みと興味の比較ガイドを参考にしてください。
勇敢さが下位だと、臆病な人なのでしょうか?
VIAの結果は自分の強み同士の相対的な順番なので、そうとは決めつけられません。ほかの強みをよく使う傾向があるという意味に近く、必要なときには勇気を出せます。
勇敢さと無謀はどう違いますか?
勇敢さは危険をわかったうえで価値ある目的のために動くこと、無謀は危険を考えないことです。行動の前に「最悪の場合を受け止められるか」と自問する習慣が、両者を分ける傾向があります。VIA強み診断でどれくらい使っているかも見られます。
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